展示室
第1展示室
鋪 設
祭に必要な祭具類を祭場に準備することを「鋪設(ほせつ)」という。
案(あん)
食物をはじめ、品物を載せる用に供した道具の総称である。現在、神社では主に八脚案が幣帛(へいはく)・神饌・玉串等を載せる台として使用されている。
厚畳(あつだたみ)
現在、神社では、御霊代(みたましろ)・神籬(ひもろぎ)等の下には繧繝縁(うんげんべり)が、祭場の座席用具としては白縁の薄畳が使用されている。
折敷(おしき)
折敷は、折り敷きの略言葉で、食器などを載せる四角い盆を言う。神社では神饌を載せる用具として使用されている。
火鑽具(ひきりぐ)・火桶(ひおけ)・結燈台(ゆいとうだい)
神道では清浄をもっとも重んずる。このため神事や神饌調理等に使用する火も、古来よりの発火法である鑽火(きりび 木の摩擦により火を得る法)によっており、これに使用する用具を火鑽具(ひきりぐ)という。
火桶とは、円筒形の曲げ物またくり物の火を入れる桶である。神社では、火鑽によって得た浄火(じょうか)・忌火(いみび)を運搬する用具として使用されている。
結燈台とは、油をともして「あかり」とするための照明器具である。