公開学術シンポジウム
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第24回「神道における道教受容研究の現在」
平成29年11月2日
古来、神道は、決して単独で存在していたわけではない。例えば、平安期の本地垂迹説や近世の儒家神道に見られるように、神道は、中国や朝鮮半島から伝来した仏教や儒教などの様々な思想を受容し、またそれらと競合する中で展開してきた。一方で、こうした儒教・仏教と並び、中国で三教の一つとされる道教は、儒仏二教とは異なり、基本的に日本には体系的に伝わらなかったとされる。それにも関わらず、神道の中には、道家思想を含む道教が少なからず影響を及ぼしてきたことが知られている。それでは、その道教の神道への影響、そしてその果たした役割とは一体いかなるものであったのか。本シンポジウムでは、中世から近世を中心に、仏教とも儒教とも違う視座を与えるものとして、道教が神道にどのように受容されてきたのかについて考える。北斗信仰やそこで用いられる神像の問題など、道教研究の最前線から、神道における道教の受容について最新の議論をお届けしたい。(定員50名、聴講無料、事前申込要。参加申込は神道研究所に来所、または電話・ファックス・メールにて)
パネリスト〔発表順(予定)〕
二階堂善弘氏(関西大学文学部教授)
「妙見・鎮宅霊符神と玄天上帝」
三浦國雄氏(四川大学教授)
「吉田神道と『北斗本命延生経』」
田中文雄氏(真言宗豊山派総合研究院主任研究員)
「慈雲と神道灌頂」
司会・コメント
松下道信氏(本学文学部准教授)
日時
平成29年12月16日(土)13:30~17:30
会場
皇學館大学 佐川記念神道博物館 講義室
問い合わせ・参加申込先
〒516-8555 三重県伊勢市神田久志本町1704番地
皇學館大学研究開発推進センター神道研究所
TEL:0596-22-6469
FAX:0596-22-6463
E-mail:sken@kogakkan-u.ac.jp