特別・企画展示

【ミニ展覧会】「雅楽 -楽器と装束の世界-」「決済今昔物語」

神道博物館 ミニ展覧会

 「雅楽 -楽器と装束の世界-

 「決済今昔物語」

 

皇學館大学の学芸員課程を履修している4年生が、企画・展示しています。

2週間交代で2つずつ、合計4週間4つのミニ展示を開催します。

短い期間ではございますが、学生たちが丹精込めて作り上げた展覧会を、ぜひご観覧くださいませ。

 

「雅楽 -楽器と装束の世界-」

 雅楽とは、日本古来の独特の歌舞、大陸から伝来した音楽や舞踊、またその影響を受け て作られた歌曲の総体で、平安時代の宮廷社会で大成した、我が国で最も古い歴史を持つ 音楽です。多様な種類の楽器を合奏する形が 1000 年以上伝えられてきたことは世界でも 類を見ないことから、「世界最古のオーケストラ」ともいわれています。

 現在雅楽は神社仏閣で奉納されることが多く、普段の生活ではなかなか身近に感じる機 会が少ないかもしれません。しかし、雅楽はユネスコの世界遺産「人類の無形文化遺産の 代表的な一覧表」にも記載されている、日本の誇る代表的な伝統芸能です。約 1500 年と いう悠久の時の中で、衰退の危機がありながらも現代まで継承されている雅楽は日本人に とって重要な財産であるといえるでしょう。

 本展示では、現代の神社において使用されている雅楽の装束と楽器について紹介し、雅 楽の知識を深め関心を持っていただくことを目的とします。

 

「決済今昔物語」

 2024 年、ついに日本で新紙幣が発行されます。私たち人類は、数千年前から現代に 至るまで様々な決済を用いて生活してきました。日本では、7世紀後半頃に富本銭や無文銀銭が作られたことによって、いわゆる「貨幣」の歴史が動き出しました。その後、社会の変化に応じて姿や形、使われ方を変えつつも、貨幣は身近な存在であり続けてい ます。

 本展示では、江戸時代の古銭を中心に貨幣のもつ価値やその用途に注目し、展示を通 じて古代から現代に至るまでの決済手段について、明らかにしていくことを目的とします。

 決済の歴史に思いを巡らせていただけると幸いです。

 

 

 

 会場     皇學館大学 佐川記念神道博物館  第2展示室・小原家文庫ギャラリー

 開催期間   令和6年6月28日(金)~ 7月10日(水)

 休館日    土曜日午後 / 日曜日 / その他(開館予定にてご確認ください)

 開館時間   平日 9時30分~16時30分  ※入館:16時迄

       土曜日 9時30分~12時30分  ※入館:12時迄

 入館料    無料

 

皆様のご来館をお待ちしております。