特別・企画展示
【終了しました】ミニ展覧会「食べられた資料たち ~文化財害虫の被害と対策~」「神棚まつりの神具類展 -祈りのある暮らしとお伊勢さんの御札ー」
神道博物館 ミニ展覧会
「食べられた資料たち ~文化財害虫の被害と対策~」
「神棚まつりの神具類展 ー祈りのある暮らしとお伊勢さんの御札ー」
皇學館大学の学芸員課程を履修している4年生が、企画・展示しています。
2週間交代で2つずつ、合計4週間4つのミニ展示を開催します(今回が第2弾です)。
短い期間ではございますが、学生たちが丹精込めて作り上げた展覧会を、ぜひご観覧くださいませ。
「食べられた資料たち ~文化財害虫の被害と対策~」
博物館で保管されている資料には、紙や木、金属など様々な材質のモノがあります。温湿度の変化や光に弱い資料を守るため、学芸員は日々博物館内をチェックし、資料の保存に適した環境維持に努めています。
資料を傷つける要因には「虫」や「カビ」による生物被害が挙げられます。これらは文化財に限らず、皆さんの身近なものにも被害を及ぼす可能性があります。大切な宝物を守るためには、どのような対策を行えばよいのでしょうか。
本展示では、生物被害の中でも「虫」にスポットライトを当て、実際に被害を受けた資料を展示することで、虫の脅威や虫から資料を守るための保管方法をご紹介します。
「神棚まつりの神具類展 ー祈りのある暮らしとお伊勢さんの御札ー」
神棚が一般に普及したのは中世のこととされ、現在のように個々の家庭で祀られるようになったのは江戸時代以降と考えられています。「おかげまいり」が大流行した江戸時代、神宮の御札は伊勢御師によって全国の信仰者に配られていました。神棚はこの伊勢御師によって発案されたのではないかとも言われており、この伊勢とも密接な関わりがあるものです。
今回は、現在神社庁で推奨されている方法に基づき、実際にどの様に神棚でお祀りすれば良いのか、どの様な神具が使われるのかなどの基礎的な知識を、専門分野を学ぶ学生が実物史資料を通して紹介します。この展示を通して神棚に対し感心をもっていただくとともに、その存在意義について改めて考えるきっかけとなれば幸いです。
会場 皇學館大学 佐川記念神道博物館 小原家文庫ギャラリー
開催期間 令和5年7月14日(金)~ 7月26日(水)
休館日 土曜日午後 / 日曜日 / その他(開館予定にてご確認ください)
開館時間 平日 9時30分~16時30分 ※入館:16時迄
土曜日 9時30分~12時30分 ※入館:12時迄
入館料 無料
皆様のご来館をお待ちしております。